「電気工事ってどんな仕事?」ブラジル人スタッフが語る一日

「電気工事って、実際どんな仕事をしているの?」
「きつそう」「危なそう」というイメージを持たれがちですが、実はとてもやりがいがあり、チームワークが大切な仕事です。
今回は、神奈川県藤沢市を拠点に活動するシルバ電設で働く、ブラジル人スタッフの一日を通して、電気工事の仕事をご紹介します。
■ 朝は現場集合からスタート
現場は神奈川県内だけでなく、東京都内の新築オフィスビルや店舗も多くあります。
朝は決められた時間に現場へ集合し、まずは 朝礼とKY(危険予知)活動 から始まります。
今日の現場は平塚市のテナントビル。朝は7時40分に集まり、ゼネコンやサブコンの会社の人とまずは朝礼。
ラジオ体操をして、本日の通行禁止地区や、どんな工事が行われているかの確認をします。
最後は声出しKY確認。
「足元よし!」「頭上よし!」職長の指差し確認に、全員で声を出して答えます。
「本日も安全作業で頑張ろう!」「おう!ご安全に!」
この「ご安全に」は一般ではあまり使われない言葉ですが建設現場では共通言語です。
そして最後に電気工事のグループだけが集まり、再度朝礼です。
細かい指示で各電気工事会社が分かれて仕事を開始します。
ブラジル人スタッフは明るい性格ですが、仕事中は真剣そのもの。
安全確認は全員がしっかり意識しています。
■ 午前中は配線・配管作業
この日の作業は、電気配線工事。
- 天井裏でのケーブル配線
- 電気配管(PF管・金属管)の施工
- スイッチやコンセントの位置確認
図面を見ながら、
「ここは照明用」「ここは弱電」
と声をかけ合いながら作業を進めます。
日本語とポルトガル語が飛び交いますが、
長年一緒に働いているので連携はバッチリです。
■ お昼休憩は和やかに
お昼は現場近くでランチ。
コンビニの日もあれば、ラーメン屋に行く日もあります。
仕事の話だけでなく、
サッカーや家族の話で盛り上がるのも、シルバ電設の日常。
■ 午後は器具付け・仕上げ作業
午後は照明器具の取り付けや、スイッチ・コンセントの結線作業。
また1人は重要な仕事、盤結線を行いました。
盤結線は分電盤にケーブルを繋ぐ非常に重要な仕事です。
きちんとつながないと漏電の恐れがあります。
また見た目もキレイに仕上げるのが職人としての腕の見せどころ。
電気工事は 「見えない部分ほど丁寧に」 が大切。
結線後は必ず確認し、
通電チェックまでしっかり行います。
■ 仕事のやりがい
電気工事は、
建物に命を吹き込む仕事 です。
照明が点いた瞬間、
「よし、きれいについた!」
そんな達成感があります。
ブラジル人スタッフからよく聞く言葉は、
「大変だけど、完成した時が一番うれしい」。
■ まとめ:電気工事はチームで作る仕事
電気工事は一人ではできません。
仲間と声をかけ合い、安全を確認しながら進める仕事です。
シルバ電設では、
国籍に関係なく、真面目で前向きな仲間 が活躍しています。
「電気工事ってどんな仕事?」
そう思った方に、少しでもリアルな一日が伝わればうれしいです。

